さくらちゃん:柴犬
症状:膝蓋骨脱臼(膝のお皿が脱臼してしまう病気)は、小型犬によくみられ、後肢のふらつきやひどい場合は痛みを伴って足を挙げることもある膝関節の病気です。また、発症年齢や重症度によって後肢の変形や歩行障害、前十字靭帯断裂の原因にもなることがあります。
さくらちゃんは両側の膝蓋骨内方脱臼GradeⅣという膝のお皿が脱臼したままで、指で戻そうとしても元の位置に戻らない重度の状態でした。前のめりの姿勢でふらつきながら歩き、痛みのためにすぐに座り込むようになりました。
手術をした後は膝蓋骨が脱臼することはなくなって、元気に走り回り、段差も飛び乗れるようになりました。